有力3歳馬たちに古馬の壁、モハーザーが英G1サセックスSで末脚一閃

2020年07月30日 14:15

 現地29日、英グッドウッド競馬場にてG1サセックスステークス(芝8ハロン)が行われ、J.クローリー騎乗のモハーザーが鋭く末脚を伸ばし、有力3歳馬たちに古馬の意地を見せた。

 レースはサーカスマキシマスが先頭でペースを握り、英2000ギニー馬カメコが3番手。モハーザー、愛2000ギニー馬シスキンは後方で控えたまま直線に入る。

 いったんは内を突いたモハーザーは進路を確保できず大外へ。同じく外から先に追い上げたシスキンをとらえ、さらに粘ったサーカスマキシマスも差し切った。

 2着は3/4馬身差でサーカスマキシマス。さらに半馬身差でシスキンが続き、最内で伸びを欠いたカメコがさらに2馬身差の4着だった。

 モハーザーはM.トレゴニング厩舎が管理するショーケーシング産駒の4歳馬。今月11日のG2サマーマイルステークスで重賞3勝目を挙げ、G1は今回がうれしい初制覇となった。