オーストラリアでG1勝ちの実績もあるA.ハイロニマス騎手が現地18日、自身の騎乗馬の馬券を購入していたとして同国のレーシング・ニューサウスウェールズ（RNSW）から3年間の資格停止処分を受けた。

　これは豪競馬メディア『racing.com』が報じたもの。ハイロニマス騎手への処分は即時適用となるが、同騎手は異議申し立てをすれば聴取までは騎乗を続けることができる。

　RNSWによると、ハイロニマス騎手は2016年11月にカンタベリー競馬場で3着となったレースと、2017年2月にローズヒル競馬場で1着となったレースに500豪ドルをかけていたとのこと。また、自身が騎乗していないレースにも2016年から2019年の間に28回の馬券購入が発覚しているという。

　30歳のハイロニマス騎手は現時点でオーストラリアで通算502勝。今年3月にはヴァイナリースタッドステークスでシャウトザバーによる見事な逃げ切りで待望のG1初制覇を達成していた。