アイルランド政府が騎手への隔離措置を適用除外、G1レース騎乗が容易に
2020年09月04日 12:47
アイルランド政府がスポーツ関係者への新型コロナウイルスに関する隔離期間の適用を変更。アイルランド国外の騎手がG1レースへ隔離措置を経ずに騎乗することが可能になった。
アイルランドではこれまで海外からの渡航者には14日間の隔離が義務付けられていた。そのため海外の騎手はもちろん、アイルランドを拠点とする騎手であっても海外での騎乗から帰国した際は14日間もレースから離れることを余儀なくされていた。
しかし現地12日にG1アイリッシュチャンピオンステークスを控え、ホースレーシングアイルランド(HRI)は政府に対して騎手らへの隔離措置の適用除外を訴えていた。これを受け、アイルランド政府は方針を変更。ビッグレース開催日のG1に乗る、僅かな騎手に限っては海外から入国する場合でも14日間の隔離なしに騎乗を認めることを決めた。
なおこの方針変更を受け、愛チャンピオンズウィークエンドで騎乗するために8月29日からアイルランドでの隔離措置に入っていたR.ムーア騎手は、イギリスへ帰国して今週のG1スプリントカップに騎乗することが可能となっている。