現地19日に英ニューベリー競馬場で行われたG3ドバイ国際空港ワールドトロフィーステークス（3歳以上、芝5ハロン）は、先行する2頭を見ながら3番手追走の2番人気ラズリが、残り100ヤードから1馬身抜け出して快勝した。

　6月のG1キングズスタンドステークスで4着のティズマーヴェラス（3番人気）が、同2着の1番人気エクイラテラルとの2着争いをハナ差で制した。

　ラズリはゴドルフィンが所有するドバウィ産駒の3歳セン馬で重賞初制覇。2歳時だった昨年10月の英G3コーンウォリスステークスで8着に敗れると、喉鳴りと去勢手術を立て続けに受け、8か月後の今年6月に復帰していた。

　同馬を勝利に導いたW.ビュイック騎手は来年の飛躍に期待を表し、C.アップルビー調教師がドバイへ連れていくはずとコメントしている。