英G1クイーンエリザベス2世S、昨年2着のザレヴナントが雪辱勝利
2020年10月18日 10:17
英G1クイーンエリザベス2世ステークス(3歳以上、芝8ハロン)が現地17日にアスコット競馬場で行われ、先行馬を見ながら2、3列目を進んだ2番人気のザレヴナントが、逃げ粘る6番人気ローズマンをアタマ差ねじ伏せた。
デビューから無傷の5連勝で圧倒的人気を集めたパレスピアは、序盤の最後方から中間点でザレヴナントの横まで進出するも、残り100ヤードから伸び切れずさらに3馬身1/4差の3着で初黒星を喫した。
ザレヴナントは前走のG2ダニエルウィルデンシュタイン賞に続く5度目の重賞勝ちでG1初制覇。昨年もダニエルウィルデンシュタイン賞勝ちからクイーンエリザベス2世Sに臨んだが、キングオブチェンジに1馬身1/4差及ばず2着に敗れていた。
ザレヴナントを勝利に導いたP.ブドー騎手は「彼はこの(道悪)馬場が大好きだし、サーカスマキシマスの後ろで完ぺきに流れに乗れた。リラックスしていたし、仕掛けたら長くいい脚を使ってくれたよ。最後の1ハロンは根性があった」と快勝劇を振り返っていた。
なお、連勝が止まったパレスピアのJ.ゴスデン調教師は「ゲートを出た際に蹄鉄が取れてしまった。蹄鉄が1つないままレースを走り切ったし、フランキー(デットーリ騎手)は手前を変えさせられず、馬も馬場をこなせなかったと言っていた」と敗因を明かしている。