G1英チャンピオンS、アデイブが雪辱果たしマジカルの連覇ならず

2020年10月18日 10:56

 G1英チャンピオンステークス(3歳以上、芝10ハロン)が現地17日にアスコット競馬場で行われ、5番人気のアデイブが2番手追走から残り2ハロンで先頭に立つと、そのまま2馬身1/4のリードを築いて押し切った。

 4番人気スカレティが内ラチ沿いの3番手から続いて2着。連覇を狙った1番人気のマジカルはスカレティの背後で追い出しを待たされる格好になり、さらに1/2馬身差の3着に敗れた。2番人気の仏ダービー馬ミシュリフはスカレティの外から8着、ジャパンカップに登録があるジャパン(8番人気)は9着に沈んだ。

 アデイブは日本からダノンプレミアムも参戦した4月の豪G1クイーンエリザベスステークス以来となる3度目のG1制覇。昨年はマジカルに惜敗した一戦で雪辱を果たし、重賞は通算5勝目とした。

 W.ハガス調教師は「我々(ハガス師と妻のモーリーン氏)は一緒に彼のことを見ていて、負ける気がしなかった。不遜に思われるかもしれないが、彼が道中で完ぺきな位置を取り、直線までに息を入れられたら、彼の行く気に任せればいいのさ」と完勝ををアピールしている。