豪G1コックスプレート、昨年の英ダービー1番人気サードラゴネットが快勝

2020年10月25日 08:54

 今年で節目の第100回を迎えた豪G1コックスプレート(3歳以上、芝2040m)が現地24日にムーニーバレー競馬場で行われ、サードラゴネット(3番人気タイ)が中団の内ラチ沿いから馬群の中を進出すると、残り100mで先頭に立ち押し切った。

 1.25馬身差の2着にアイルランドから遠征して勝ち馬とともに3番人気のアーモリーが続き、1番人気のロシアンキャメロットは不利な外枠から好位に取りついて直線もよく粘ったものの、さらに0.75馬身差の3着に惜敗した。

 サードラゴネットはアイルランドのA.オブライエン厩舎から昨年4月にデビュー。豪州では5歳に換算されるが、実際の馬齢は4歳秋に相当する。3歳時の昨年は英ダービー前哨戦のG3チェスターヴァーズまでデビュー2連勝し、本番では1番人気(結果は5着)と大きな期待を集めた。今年はタタソールズゴールドカップでマジカルの2着など初戦から4戦連続の2着と勝ち切れず、このコックスプレートからC.マー&D.ユースタス厩舎に移籍して幸先良くG1初制覇を飾った。

 先約のH.ボウマン騎手が騎乗停止となり、降って湧いたチャンスをものにしたG.ボス騎手は、そのボウマン騎手らに並ぶ通算4度目のコックスプレート制覇。豪競馬メディア『racing.com』によると、ボス騎手は「特別なレースだし、これほど上手くいくとは思い描けなかった。彼は乗りやすかったよ。道中は指を細かく動かしながら位置に収まっていた。“これは勝ち負けになるぞ”と思ったよ。彼はその気になっていたんだ」とサードラゴネットに賛辞を送っている。

 なお、ボス騎手は勝利を確信したゴール前で立ち上がったため1000豪ドル、さらに引き上げてきてスタッフとハグしたことが新型コロナ対策の規定に違反したため、さらに1000豪ドルで合計2000豪ドル(約15万円)の罰金を科せられた。