香港ジョッキークラブ、国際騎手招待イベントのルールを手直し
2020年10月28日 12:00
年末の香港国際競走に合わせ、ハッピーバレー競馬場で開催される恒例の「インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ(IJC)」について、今年から各騎手に割り当てられる騎乗馬の決定方式が変更されることになった。
香港メディアの『サウスチャイナモーニングポスト(SCMP=電子版)』が現地26日に報じたところによると、ルール変更は「公正かつ公平な方法」の策定を目的としており、香港ジョッキークラブが出走馬の人気などを目安に、各騎手に騎乗馬が割り当てられることになる。ただし、騎乗馬の斤量は従来通り116ポンド(52.5kg)から133ポンド(60.5kg)の範囲を維持する。
SCMPはIJCのルール変更について今月5日にも報じており、参加騎手から騎乗馬の偏りに不満が寄せられるため、香港JCはJRAが夏に開催しているワールドオールスタージョッキーズの方式なども参考に新たな方法を探ってきた。
昨年のIJCでは、まだ1レースも発走してない枠順抽選の段階で、参加騎手から勝機を望めないという不満の声があがったとされ、O.マーフィー騎手に割り当てられた騎乗馬は4レースのうち2レースで単勝55倍以上の伏兵評価だった。