オブライエン師、悲願のメルボルンC初制覇に自信の2頭出し

2020年11月02日 10:54

 A.オブライエン調教師は現地3日に行われる豪G1メルボルンカップの初勝利に向けて、今年はアンソニーヴァンダイクとタイガーモスを送り込む。

 これまで数々の強豪馬をメルボルンCに出してきたオブライエン師だが、2017年にヨハネスフェルメールが半馬身差の2着になったのが最高の結果で、いまだに勝ったことがない。それでも同師は「今年の2頭はとても素晴らしい。英ダービー馬と愛ダービー2着馬だ」と自信を見せている。

 アンソニーヴァンダイクは昨年の英ダービー馬で、その後はG1での勝利こそないものの好走は多く、豪州遠征初戦だった前走のG1コーフィールドカップでは2着だった。タイガーモスは今年の愛ダービーで僅差の2着後、9月の愛G3“イズイット2021イェット?”ステークスを圧勝している。

 オブライエン師は「コーフィールドカップでのアンソニーヴァンダイクの走りはよかった」「タイガーモスはオーストラリアで走ったことがないが、愛ダービーの内容はとても良かったし、豪州遠征前のレースもいい勝ち方だった」とコメント。タイガーモスに関しては斤量を考慮して前哨戦を使わなかったと話している。