BCターフは牝馬のワンツー、タルナワが並ぶ間もなくマジカルを差し切り

2020年11月08日 13:44

 米キーンランド競馬場で現地7日、ブリーダーズカップターフ(3歳以上、芝12ハロン)が行われ、後方2番手で最終コーナーを回った3番人気のタルナワが、大外から末脚を炸裂させて1馬身突き抜けた。

 1番人気のマジカルは先頭から3列目で両サイドから厳しいマークを受け、逃げ粘る5番人気チャンネルメイカーをハナ差捕らえて2着まで。牝馬のワンツーフィニッシュとなった。2番人気のモーグルは序盤の最後方から徐々に進出するも5着に終わった。

 タルナワは9月のヴェルメイユ賞からG1レース3連勝で7度目の重賞制覇。売り出し中のC.キーン騎手はC.スミヨン騎手の新型コロナ陽性を受け、代打騎乗でのBC初勝利となった。BC公式サイトは「ウェルド調教師にゲートを出したら彼女の気に任せるよう言われたんだ。(騎乗経験のある)オイシン・オーアと話をしたら、彼女は生真面目だと言っていた。向正面でちょっと促して、コーナーの前で上がっていったら彼女が動き始めた。それからはゴールまで無理なく走れたよ」というキーン騎手のコメントを掲載している。