BCフィリー&メアスプリント、ガミーンがトラックレコードで圧勝

2020年11月09日 10:20

 現地7日、米キーンランド競馬場にてG1ブリーダーズカップフィリー&メアスプリント(牝馬限定、ダート7ハロン)が行われ、1番人気に推されていたガミーンがトラックレコードで圧勝した。

 レースは2番人気のセレンゲティエンプレスが逃げ、ガミーンが差のない2番手で追走する展開。直線で2頭が並んでのマッチレースになるかと思われたが、ガミーンはあっさりとセレンゲティエンプレスをかわしてリードを広げ、最後は6馬身1/4差の快勝だった。

 勝ち馬にちぎられたセレンゲティエンプレスは、後方から猛追したベルズザワンをハナ差でしのいで2着をキープした。

 B.バファート厩舎のガミーンはイントゥミスチーフ産駒の3歳牝馬。6月からエイコーンステークスとテストステークスの両G1を連勝し、9ハロンのケンタッキーオークスは3着に敗れたが、短距離に戻した今回は2014年にタリスが残した従来のトラックレコードを1秒以上も縮める1分20秒20で3度目のG1制覇を果たした。