​KYダービー有力候補だったキングギレルモ、G1シガーマイルHで復帰へ

2020年12月04日 12:15

 一時は今年のケンタッキーダービー有力候補に挙がりながら体調不良で本番に出走できなかったキングギレルモが、現地5日のG1シガーマイルハンデキャップで捲土重来を期している。

 元メジャーリーガーのビクター・マルティネス氏の所有馬ということでも話題になったキングギレルモは、3月のG2タンパベイダービーで重賞初制覇。5月にはG1アーカンソーダービー(Div2)で2着と好走した。

 その後は新型コロナウイルスの影響で9月に延期となったケンタッキーダービーを目標に定め、クラシック初戦となった6月のベルモントステークスを回避してまで本番に備えたが、ダービー2日前に熱発。無念の出走回避を余儀なくされた。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、J.アヴィラ調教師は「ダービーに出られなかったのは本当につらかった。誰もが知っていて、勝ちたいレースだからね。でも私たちは正しい決断をしたんだ」とダービー回避に言及。「(11月28日のG3)ディスカバリーステークスでの復帰も考えたが、やはりG1に出したかった。(古馬との対戦で)厳しいレースだがマイルは彼にあっているだろうし、挑戦するよ」と語っている。