ドバイG2ケープヴェルディ、ゴドルフィンのアルシクァが殿から直線一気

2021年01月31日 11:00

 現地28日、ドバイのメイダン競馬場で行われたG2ケープヴェルディ(牝馬限定、芝1600m)は、終始最後方の9番手を追走したアルシクァが直線で大外から末脚を炸裂させ、2.25馬身突き抜けて完勝した。

 2着にスタイリスティック、さらに1馬身差の3着にはドバイラブが続いた。

 アルシクァはゴドルフィンが所有するダークエンジェル産駒の4歳馬で重賞初制覇。昨年は7月のG3オークツリーステークスで重賞に初挑戦するとワンマスターの3着に善戦したものの、その後はG3での2着を続けてシーズンを終えていた。これで通算成績を84勝としている。

 なお、ケープヴェルディの1レース後に行われたリステッドのUAE1000ギニー(3歳牝馬、ダート1600m)も、ゴドルフィン所有のドバウィ産駒ソフトウィスパーが2着に7馬身差をつけて圧勝。鞍上のL.デットーリ騎手は「ドバイミレニアム以来の楽な勝ち方だった」と素質を絶賛している。なお、同馬を管理するS.ビン・スルール調教師は次戦にUAEオークスを挙げる一方、UAEダービーへの参戦も示唆した。