米G2ウッドメモリアルSは大波乱、最低人気のバーボニックがKYダービー戦線に浮上
2021年04月04日 14:54
ケンタッキーダービー指定ポイントレースのG2ウッドメモリアルステークス(3歳、ダート9ハロン)が現地3日にアケダクト競馬場で9頭により争われ、集団から5馬身余り離れて最後方を追走の最低人気バーボニックが直線一気の差し切りで波乱を呼んだ。
アタマ差の2着に後方から早め進出の7番人気ダイナミックワン、さらに1馬身1/4差の3着には後方2番手から2番人気クラウデッドトレードが入線。1番人気のリスクテイキングも後方3番手付近を追走したものの、最終コーナーで大外に張り出されるなど伸びを欠き7着に沈んだ。
バーボニックはT.プレッチャー調教師が管理するバーナーディニ産駒で今回が重賞初挑戦。昨年12月のデビュー3戦目からアケダクトのダート8ハロンで2連勝し、前走はパークスレーシング競馬場の条件戦で2着に敗れていた。通算6戦3勝の全てをアケダクト競馬場で挙げている。
過去10年のウッドメモリアルS優勝馬からKYダービー馬は誕生していないが、タシトゥス(2019年)、アイリッシュウォークライ(2017年)、フロステッド(2015年)がいずれもベルモントステークスで2着と、同じニューヨーク地区のクラシックレースで活躍。種牡馬として日本に輸入されたエスケンデレヤも2010年にこのレースを勝っている。