芝3200mの豪G1シドニーC、英国出身のセリノがロングスパートで制す

2021年04月18日 07:27

 豪ランドウィック競馬場で現地17日行われたG1シドニーカップ(3歳以上、芝3200m)は、中団の後ろで折り合いに専念したセリノ(10番人気タイ)が、残り800m地点から仕掛けると先頭で直線に突入し、そのまま1.3馬身のリードを築いて押し切った。

 2着に6番人気のロンディネッラが中団から続き、さらに1.3馬身差の3着には勝ち馬の内で並走のマイアミバウンド(7番人気タイ)が入線。1番人気のシーズアイディールは中団の内ラチ沿いから伸び切れず4着に敗れた。

 5歳セン馬のセリノは英国生まれのシャンゼリゼ産駒で、2019年5月に英国のJ.ファンショー厩舎からデビュー。昨年9月には重賞初挑戦のG2ドンカスターカップでの2着がある。それを最後に豪州のC.ウォーラー厩舎へ移籍し、6戦目で手にした通算3勝目が初の重賞タイトルとなった。