ディープ産駒ハラジュク、仏G3クレオパトル賞快勝でG1戦線へ

2021年05月02日 09:47

 現地1日、仏サンクルー競馬場で行われたG3クレオパトル賞(3歳牝馬、芝2100m)を、ディープインパクト産駒のハラジュクが2着のアンカルヴィルに1馬身1/4差をつけて快勝した。

 ハラジュクは逃げ馬を1馬身ほど前に見ながら2番手をキープすると、終盤には鞍上のS.パスキエ騎手が後続の出方を確認する余裕でスパート。逃げ粘るアンカルヴィルを残り200mから突き放した。G1マルセルブーサック賞2着で1番人気のタズメニアはハラジュクから6馬身余り後れて4着に敗れている。

 ハラジュクはニアルコス家のフラックスマンステーブルズアイルランドが所有する自家生産のディープインパクト産駒。昨年7月のデビュー勝ちから臨んだG3オマール賞は2着、マルセルブーサック賞も8着に敗れて2歳戦を終え、3歳初戦の前走は3着だった。3度目の挑戦で重賞初制覇とし、登録のある仏1000ギニー(5月16日)やサンタラリ賞(5月24日)、仏オークス(6月20日)へ道を開いた。