英ダービー前哨戦のディーSはエルドラマが勝利、次走は仏ダービー有力

2021年05月07日 11:59

 現地6日、英チェスター競馬場にてG1英ダービーの前哨戦にあたるリステッドのディーステークス(3歳牡馬・せん馬、芝10.5ハロン)が行われ、A.アッゼニ騎乗の伏兵エルドラマが勝利した。

 1馬身差の2着はマキシマル。1番人気に推されていたC.アップルビー厩舎のユビアーは勝ち馬から5馬身3/4差の4着までだった。

 エルドラマはR.ヴェリアン厩舎のロペデヴェガ産駒。2歳時にデビュー勝ち後は休養に入り、今年は3月からオールウェザーで2戦していずれも3着。今回は久々の芝、一気の距離延長だったが、見事な変わり身を見せた。

 ヴェリアン調教師は12ハロンとさらに距離が延びる英ダービーよりも、今回とほぼ同距離の仏ダービーへの参戦が有力であることを示唆。「(オーナーの)オバイド殿下とあらゆる選択肢を話し合い、仏ダービーがいいだろうということになった」と話している。