現地5日、豪イーグルファーム競馬場で行われたG2モートンカップ（3歳以上、芝1200m）は、G.ボス騎乗の6番人気ボーラーが後方3、4番手追走から内ラチ沿いをすくい、2.25馬身抜け出して快勝した。

　後方2番手から追い込んだ最低9番人気のザニアが、勝ち馬の横から大外を回ったウィズダムオブウォーター（4番人気タイ）との2着争いを0.2馬身差で制し、1番人気のスプリンテックスは好発からハナを切るも8着に沈んだ。

　ボーラーはハイシャパラル産駒の5歳セン馬で重賞初制覇。3歳春にはG1ザギャラクシーでネイチャーストリップの5着という実績があるが、その後は条件戦でも勝ちあぐねるなど低迷していた。そしてA.カミングス厩舎からC.ウォーラー厩舎、さらに現在のT.ゴーラン厩舎へ移籍を繰り返すと、5月8日の転厩初戦から2連勝と変わり身を見せはじめている。