愛ダービーは最大で17頭立てに、A.オブライエン師は8頭をエントリー
2021年06月23日 11:38
愛ダービー(26日、カラ競馬場)の追加登録が現地22日に締め切られ、全17頭の顔触れが明らかになった。
最多の8頭を登録したA.オブライエン調教師の筆頭格は、2戦2勝の2歳時から冬場は英ダービーの前売り1番人気に推されていたハイデフィニション。しかし、明け3歳は復帰予定の英ダービートライアルステークスを血液疾患のため回避すると、G2ダンテステークスで仕切り直すも3着に敗れ、英ダービーも直前に回避した。
オブライエン師は「ヨーク(ダンテS)以降もずっと状態は良く、現時点では彼を使う予定でいる」「現時点で彼の状態に満足しているよ」と順調を強調している。英ダービーをボリショイバレエのみに任せたオブライエン師は手駒が豊富で、ロイヤルアスコット開催のキングエドワード7世ステークスで4着のザメディタレイニアン、同じくキングジョージ5世ステークス2着のサーラモラック、仏ダービーで僚馬セントマークスバシリカに完敗したヴァンゴッホらの出走に前向きな考えを明かしている。
なお、英ダービーで後肢に裂傷を負ったボリショイバレエは愛ダービーを回避する。オブライエン師はキャンターを開始しているものの、英ダービーからでは間隔がなく時期尚早とし、来週以降に問題が生じなければあらためて目標を決めると話している。
オブライエン厩舎以外の地元勢では、愛2000ギニー馬で英ダービーでは4着のマックスウィニーなどがエントリーしている。
また、英国調教馬は未勝利ながら英ダービー2着で波乱の片棒を担いだモジョスター、同3着でダンテSの覇者ハリケーンレーン、後のダービー馬アダイヤーが2着のダービートライアルステークスで4着だったローンイーグルらが登録している。
愛ダービーは現地24日に出馬投票が行われ、最終的な出走メンバーが確定する。