マックスプレイヤーが金星、米G2サバーバンSでミスティックガイドら2強撃破
2021年07月04日 13:26
米ベルモントパーク競馬場で現地3日にG2サバーバンステークス(4歳以上、ダート10ハロン)が6頭により争われ、単勝12.80倍の4番人気マックスプレイヤーが、1.85倍の1番人気ミスティックガイドと2.6倍の2番人気ハッピーセーバーの2強を破り金星を手にした。
水が浮く不良馬場で行われた一戦は、マックスプレイヤーが道中2番手、直後でミスティックガイドとハッピーセーバーが並走し、第3コーナーからミスティックガイドが逃げ馬の内をすくい先頭で直線に入る。マックスプレイヤーは逃げ馬の外から応戦し、その後ろからハッピーセーバーも追撃。マックスプレイヤーは1馬身余り前方のミスティックガイドと直線半ばから馬体を併せるとゴールでクビ差ねじ伏せ、さらに2馬身1/2差の3着にハッピーセーバーが続いた。
オナーコード産駒のマックスプレイヤーは昨年2月のG3ウィザーズステークス以来となる2度目の重賞制覇。次戦からベルモントステークス、トラヴァーズステークスで連続3着だったものの、今年は2月のサウジカップ遠征で11着に大敗し、帰国初戦の前走もG3ピムリコスペシャルステークスで6着と低迷していた。
ニューヨーク州競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、ミスティックガイドのM.スティッドハム調教師は「(ドバイワールドカップから)3か月ぶりだし馬場状態も非常に難しいものだった。彼はオークローンパーク競馬場で不良馬場をこなしているけど今回はまるで違った。ルイス(サエス騎手)は彼が走るうちに疲れてしまったと言っていた。3か月ぶりの馬がこの手の馬場で疲れ切ってしまっても驚くことではない」と擁護。次戦については今後の様子を見てから関係者と話し合うとしている。
一方、キャリア6戦目で初黒星を喫したハッピーセーバーのT.プレッチャー調教師は「ミスティックガイドのすぐ横からついていく好ポジションだった。やや伸びに欠けたかな。二走ボケなのか不良馬場なのか、あるいは強い馬たちを相手に1マイル1/4(10ハロン)へ距離を延ばしたせいなのかは分らない。力は見せたと思うし頑張って3着を確保した。ここから前進してくれると思う。今季2戦目だったし、良化の余地があることは解っているからね」と今後の巻き返しに期待している。