独ダービー、シスファハンが大外一気で親子制覇達成
2021年07月05日 12:30
現地4日、独ハンブルク競馬場にてG1独ダービー(3歳牡馬・牝馬、芝2400m)が行われ、地元ドイツの伏兵シスファハンが最後の直線で大外から突き抜けて快勝した。
レースは1番人気に推されていたオルターアドラーが2番手の好位につけ、直線で満を持して先頭に立つ。一方、道中は後方にいたシスファハンは直線で横に大きく広がった馬群を避けて大外に持ち出すと、馬場のいい外ラチ沿いから末脚を伸ばして内のオルターアドラーを一気に差し切り、1馬身1/4差で勝利した。
H.グレーヴェ厩舎のシスファハンは、デビュー2戦目で勝ち上がると前走のリステッドは2着。重賞初挑戦でのダービー制覇となった。なお父イスファハンも2016年の独ダービーを勝っており、親子制覇ということになる。
なお昨年の独ダービーを制したフランスからの遠征馬インスウープは、その後に仏G1のパリ大賞と凱旋門賞で連続2着と好走している。