愛ダービー馬ハリケーンレーン、仏G1パリ大賞を圧勝

2021年07月15日 11:30

 現地14日、仏パリロンシャン競馬場にてG1パリ大賞(3歳牡馬・牝馬、芝2400m)が行われ、愛ダービー馬ハリケーンレーンが1番人気に応えて圧勝した。

 ハリケーンレーンは後続を離して逃げたザメディタレイニアンに続く2番手の好位をキープ。直線の半ばで手ごたえ十分のまま先頭に立つと後続を一気に突き放し、愛ダービー3着馬ワーズワースに6馬身差をつけてゴールした。

 さらに1馬身1/4差の3着に英G2キングエドワード7世ステークスなど重賞2連勝中だった2番人気のアレンカーが続いた。

 ハリケーンレーンはC.アップルビー厩舎のフランケル産駒。デビュー3連勝で英G2ダンテステークスを勝つと、G1英ダービーこそ3着と初黒星を喫したが、続く愛ダービーでG1初制覇を果たしていた。

 騎乗したW.ビュイック騎手は「コースのレイアウト、馬場状態、そしてリズム。全てが彼にとって完璧だった」とコメント。「凱旋門賞が秋の選択肢として真剣に検討されるだろう」と語った。

 なお今回の勝利を受け、ブックメーカーの『パディーパワー』は凱旋門賞でのハリケーンレーンのオッズを13倍から9倍、『コーラル』は15倍から7倍へと引き下げている。