​レディボウソープが英G1ナッソーS快勝、アウダーリャは5着

2021年07月30日 11:50

 現地29日、英グッドウッド競馬場にてG1ナッソーステークス(3歳以上牝馬、芝10ハロン)が行われ、K.シューマーク騎乗のレディボウソープが古馬の意地を見せて3歳クラシック馬らを下した。

 レースは仏オークス馬ジョーンオブアークが逃げ、レディボウソープは後方2番手に待機。昨年の米G1ブリーダーズカップフィリーズ&メアターフ勝ち馬でジョーンオブアークと1番人気を分け合ったアウダーリャは最後方から。

 ほぼ隊列が変わらないまま直線に入ると、レディボウソープは外からスパート。しぶとく伸びて先頭まで突き抜けた。1馬身半後方の2着争いはゼヤーダーがジョーンオブアークに半馬身差で競り勝ち。アウダーリャは伸びを欠いて勝ち馬から7馬身3/4差の5着に沈み、G1愛1000ギニー馬エンプレスジョセフィンは最下位の6着だった。

 W.ジャービス厩舎のレディボウソープはナサニエル産駒の5歳馬。今年5月の英G2ダリアステークスで重賞2勝目を挙げ、続く英G1ロッキンジステークス2着、前走の英G1ファルマスステークス4着とマイルG1で善戦していたが、初の10ハロン挑戦で嬉しいG1初制覇となった。