独G1ベルリン大賞、英国から遠征のアルピニスタが快勝

2021年08月09日 12:25

 現地8日、独ホッペガルテン競馬場にてG1ベルリン大賞(芝2400m)が行われ、L.モリス騎乗のイギリスからの遠征馬、アルピニスタが快勝した。

 序盤から好位を取りに行ったアルピニスタは、1番人気のトルカータータッソを直後でマークするように4番手からのレース。第4コーナーからまくり気味に仕掛けると息の長い末脚を発揮して直線半ばで先頭に立ち、そのまま押し切った。

 昨年からの連覇を狙ったトルカータータッソは直線に入ってからの反応が鈍く、ようやくエンジンがかかったゴール前で鋭く追い込んだが、2馬身1/2差の2着に上がるのが精いっぱいだった。

 M.プレスコット厩舎のアルピニスタはフランケル産駒の4歳牝馬。前走の英G2ランカシャーオークスで重賞初勝利を手にしたばかりで、その勢いに乗って祖母のアルバノヴァに続く独G1制覇となった。