エリザベス女王の新たなディープインパクト産駒エデュケーターがデビューへ
2021年08月10日 12:11
英国のエリザベス女王が所有する新たなディープインパクト産駒、エデュケーター(牡2、W・ハガス)のデビューが近づいている。登録されているのは、13日のニューベリー競馬場のメイドン(2歳未勝利戦、芝直線1400メートル)。鞍上には若手のトップジョッキー、トム・マーカンドが予定されている。
エデュケーターはエリザベス女王がディープインパクトと交配させるために日本へ送った繁殖牝馬ディプロマの子。1歳上の全姉ポートフォリオ(牝3)は現在2勝を挙げ、先日はリステッド競走で3着に好走している。日本で生まれたポートフォリオとは異なり、エデュケーターは母が英国帰国後に生んだ英国生まれのディープインパクト産駒になる。
管理するウィリアム・ハガス師はニューマーケットを拠点にし、英国を代表する調教師の1人。英ダービーを96年シャーミット、英オークスを11年ダンシングレインで勝利し、18年には愛オークス、ヨークシャーオークスを制したシーオブクラスで凱旋門賞2着。現在はフォレ賞を3連覇中のワンマスターや昨年の英チャンピオンS覇者アデイブを管理している。
エリザベス女王が所有する2頭目のディープインパクト産駒。「教育者」の名前を持つディープインパクト産駒の走りに注目だ。