英G3ローズオブランカスターS、重賞初挑戦の3歳馬フォクシーズテイルズが粘り勝ち

2021年08月11日 11:17

 現地7日、英ヘイドック競馬場で行われたG3ローズオブランカスターステークス(3歳以上、芝10.5ハロン)は、1番人気のフォクシーズテイルズが中団追走から真っ先にステッキを受けるも、しぶとく末脚を伸ばして押し切った。

 3/4馬身差の2着に勝ち馬の外を並走した3番人気ファンシーマンが続き、さらに3馬身差の3着には最低6番人気のマジェスティックドーンが逃げ粘った。2番人気のユーケングレンは最後方から5着に終わっている。

 フォクシーズテイルズはA.ボールディング調教師が管理するゾファニー産駒の3歳牡馬で今回が重賞初挑戦。昨年暮れのデビュー戦で2着に敗れると、今年4月の3歳初戦で勝ち上がり、二走前にロイヤルアスコット開催のハンデ戦で2勝目を挙げていた。これで通算成績を6戦3勝としている。

 ボールディング師は「彼を英チャンピオンステークスに登録してある。今日のような馬場(重馬場)をこなせると分かったことは一つの可能性になる」とシーズン終盤の目標に自信を深め、その前にG2でステップアップしたい意向を明かしている。