​香港や米国でG1制覇、種牡馬としても成功したシルヴァノが死去

2021年08月20日 13:50

 現役時代に香港などでG1を勝利し、引退後はドイツや南アフリカで種牡馬として成功したシルヴァノが死去したことが分かった。25歳だった。

 これは英競馬メディア『racingpost.com』が繋養先の発表を報じたもの。ニジンスキー系のロミタス産駒のシルヴァノはドイツを主戦場とし、2000年のG2バーデン経済大賞などを制覇した。

 この年の暮れからはアジアやアメリカへ積極的に遠征し、2001年にはシンガポールカップを勝ち、3月のG2ドバイシーマクラシックではステイゴールドの3着。4月には香港G1クイーンエリザベス2世カップ、8月には米G1アーリントンミリオンを制した。

 通算18戦7勝で引退した後は、ドイツで種牡馬入りした後に南アフリカに移籍し、同国で5回のリーディングサイアーを獲得している。主な活躍馬には独ダービー馬ラッキースピードやドバイG1ジェベルハッタを勝ったウェルキンゲトリクスなどがいる。