スペースブルース、英G2シティオブヨークSで貫禄勝ち
2021年08月22日 08:52
英G2シティオブヨークステークス(3歳以上、芝7ハロン)が現地21日にヨーク競馬場で行われ、スペースブルースが後方3番手追走から残り1ハロン標識を前に抜け出すと、そのまま後続を1馬身1/2差と寄せつけず1番人気に応えた。
3番人気を分け合った2頭が2着争いを演じ、逃げ馬と並ぶように隊列を率いたハイフィールドプリンセスが、背後から追撃するグロリアスジャーニーをクビ差抑えて決着。2番人気の3歳牝馬プリモバーチョは後方2番手のまま伸び切れず9頭立ての8着に終わった。
ゴドルフィンのスペースブルースは昨年8月のG1モーリスドゲスト賞以来となる1年ぶり4度目の重賞制覇。昨年は6月からモーリスドゲスト賞まで4連勝するも故障でシーズンを終え、今年2月の1351ターフスプリント(サウジアラビア)で復帰戦を飾り5連勝とした。その後はアルクオーツスプリントで9着、欧州帰国初戦の前走も道悪で連敗したが、今回は良馬場の7ハロンと得意な条件が整い貫禄勝ちを収めた。
W.ビュイック騎手はスペースブルースの今後について「これから次のレースを探すことになるけど、距離に関しては大きく変える必要もないと思う」「凱旋門賞ウィークのフォレ賞か、その辺りに向けて調整するだろうね」とコメントしている。