愛1000ギニー3着のノースピークアレクサンダー、メイトロンSでG1初制覇

2021年09月12日 08:35

 現地11日に愛レパーズタウン競馬場で行われた牝馬G1メイトロンステークス(3歳以上、芝8ハロン)は、先行する2頭を見ながら3番手を追走した9番人気のノースピークアレクサンダーが残り1ハロンで先頭に立ち、道中並走から追撃する2番人気パールズガロアーをクビ差振り切った。

 内ラチ沿いを進んだノースピークアレクサンダーは直線入口で外に持ち出され、背後にいた1番人気のマザーアースが内から追撃。コーナーワークで後れを取った外4番手のパールズガロアーも巻き返す。マザーアースはノースピークアレクサンダーに進路をカットされて行き場を失い、その間に外からパールズガロアーに抜かれてさらに1馬身1/4差の3着。勝ち馬は審議の対象となるも到達順通り決着した。

 シャラー産駒のノースピークアレクサンダーは5月のG3アサシステークスに続く2度目の重賞制覇でG1初勝利。アサシSの次戦は愛1000ギニーでエンプレスジョセフィンから約1馬身差の3着に善戦したものの、ひと息入れた前走のロートシルト賞は後方からレースを進めて不利を受けるなどマザーアースの10着に大敗していた。

 Mrs.J.ハリントン調教師は「フランス(ロートシルト賞)では全く走れなかったわね。最後の1ハロンでノックダウンよ。私たちはこの日のために彼女を仕上げて、1000ギニーと同じように前々でレースさせたの」とコメント。ここが目標だったため、今後については未定としている。