ミシュリフの選択肢は凱旋門賞、英チャン、BCターフ、ジャパンCの4競走
2021年09月14日 10:13
英インターナショナルSを6馬身差で圧勝し、動向が注目されているミシュリフ(牡4、J&T・ゴスデン、父メイクビリーヴ)だが、レースから3週間経過した現在も依然として、次走についての結論が出ていないことがわかった。
13日、アイリッシュレーシング電子版はレーシングマネジャー、テッド・ヴォート氏のコメントを紹介。同氏は「まだ結論は出ていません。馬は元気です。ジョン(ゴスデン師)は今年の残りの期間で4つのレースに焦点を当てています。凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月3日=パリロンシャン)、英チャンピオンS(G1、芝1990メートル、10月16日=アスコット)、BCターフ(G1、芝2400メートル、11月6日=デルマー)、そして、ジャパンC(G1、芝2400メートル、11月28日=東京)です。タイミング的に4つのレースのうち、3つのレースを走る可能性があります。ただ、何も決まっていません。すべてが選択肢です」と話している。
英インターナショナルSのレース後にジョン・ゴスデン師はジャパンCを今後の選択肢の1つに挙げていたが、その方針は変わっていない様子。ミシュリフが今年制したドバイシーマCと英インターナショナルSはジャパンCの「褒賞金対象レース」となっており、仮にジャパンCを勝ったときには賞金(1着賞金3億円)にプラスして、300万ドル(約3億3000万円)のボーナスが支払われることになっている。
凱旋門賞、そして、その先のBCターフやジャパンCへの出走はあるのか。日本馬との再戦は実現するのか。凱旋門賞へ向けた主要な前哨戦は終了したが、手の内はいまだ明かさないミシュリフ陣営。百戦錬磨のゴスデン師の決断は・・・、今後もその動向から目が離せない。