​レースで電気デバイス使用の米騎手、10年間の騎乗停止処分

2021年09月17日 13:45

 米モンマスパーク競馬場は、レースで電気デバイスを所持していたT.メヒア騎手に対して10年間の騎乗停止処分を科した。米競馬メディア『bloodhorse.com』が現地16日付けで報じている。

 メヒア騎手は3日のレースで勝利した際、「ブザー」と呼ばれる電気ショックを馬に与えて速く走らせる機器を所持していたという。この時の勝ち馬はレース終盤に3番手から伸びて1番人気の馬を差し切っていた。同騎手が機器を持っていた証拠となる写真もあるという。

 26歳のメヒア騎手は北米で通算1101戦110勝、獲得賞金額は約290万ドル(約3億2000万円)。今年はモンマスパーク競馬場で9位タイとなる19勝を挙げていた。