香港G3セレブレイションC、バディーズがダービー馬ら抑え重賞初制覇

2021年09月29日 11:30

 現地26日、香港のシャティン競馬場で2021/22シーズン最初の重賞となるG3セレブレイションカップ(芝1400m)が行われ、9頭立ての8番人気バディーズが抜群のスタートから先頭に立つと、直線入口で後続を突き放し危なげなく逃げ切った。

 3/4馬身差の2着に2番人気のトゥールビヨンダイヤモンドが続き、昨季の香港ダービー馬で1番人気のスカイダーシーは後方からラチ沿いを追い込むも、さらに3/4馬身差の3着に敗れた。

 バディーズはソーユーシンク産駒の6歳セン馬で重賞初制覇。昨季初戦のセレブレイションCで重賞に初挑戦し、当時はゴールデンシックスティから3馬身1/2差の5着に敗れている。その後の重賞戦線でも6着が最高と苦戦したが、1年越しのチャレンジで進化した姿を披露した。

 香港ジョッキークラブの公式サイトによると、A.クルーズ調教師は逃げられたことを勝因に挙げるとともに、バディーズには1400mがベストと明言。しかし、目先に敵鞍がないため、次走は1200mのG2プレミアボウル(10月17日)とコメントしている。