ティオーナは凱旋門賞に出走へ、ヴェリアン師も状態に太鼓判

2021年09月29日 11:39

 ヴェルメイユ賞で大本命のディープインパクト産駒スノーフォールを破り、G1制覇の金星を手にしたティオーナ。R.ヴェリアン調教師は凱旋門賞への参戦について態度を保留していたが、現地28日の第2回登録取消でも出走意思を残した。

「彼女には確かな資質がある」というヴェリアン師は「夏場に楽をさせたし(シーズンを通じて)負担を与えていない」「彼女はレースに使いすぎておらずフレッシュだ。このようなレースに向けて然るべき時にピークを迎えようとしている」「ヴェルメイユ賞後も非常に満足しているよ」と、ティオーナが最高潮に近い状態にあると示唆。

「強敵相手の大レースだが、彼女は参加するに値すると思う。できれば彼女にとって最高の日々が続いてほしい」「我々は彼女のコンディションを心配することしかできないが、彼女が好仕上がりでレースに迎っていくと喜んでいる」と自信を明かしている。

 その一方で「できる限り良い馬場を望んでいる。天気予報では不確かな面もあるが、週末まで馬場は(好状態を)保てそうだ」「我々が良好な馬場状態を望んでいるのは言うまでもない」と、ティオーナよりも馬場の状態が気になっているようだ。