BCジュベナイルターフで珍事、“競走除外”のモダンゲームズがレースを制す

2021年11月06日 14:35

 現地5日、米デルマー競馬場にてG1ブリーダーズカップジュベナイルターフ(2歳牡馬・せん馬、芝8ハロン)が行われ、欧州から遠征したモダンゲームズが勝利した。

 レース直前にはモダンゲームズと同厩舎・同馬主である2番枠のアルバーがゲート内で暴れたために出走を取り消し。隣の1番枠に入っていたモダンゲームズもそのトラブルの際にゲートから出てしまい、いったんは競走除外となったものの直後に賞金のためだけの出走が認められるという珍事が起こった。

 結果的に出走できたモダンゲームズは内の6番手付近でレースを進め、コーナーワークで外に持ち出してスパート。直線でも鋭く伸び、遅れて追い込んできたティズザボムに1馬身半差でゴールした。しかし馬券は返還される事態となりブーイングの嵐になったという。

 C.アップルビー厩舎のモダンゲームズはドバウィ産駒のゴドルフィン所有馬。デビュー5戦目だった前走の英G3タタソールズステークスで重賞初勝利を挙げ、初の海外遠征だった今回でG1馬の称号を手にした。