ザパーフェクトピンクがNZ1000ギニー制す、リチャーズ師は上位4着まで独占

2021年11月14日 12:01

 G1ニュージーランド1000ギニー(3歳牝馬、芝1600m)がリカルトンパーク競馬場で現地13日に14頭により争われ、中団の後ろで流れに乗った3番人気のザパーフェクトピンクが最終コーナーで大外から押し上げると、直線の追いくらべを0.2馬身差で制した。

 3番手から抜け出した9番人気のシェパーズディライトが、勝ち馬の直前から馬群を捌いた4番人気ベルエンルージュとの2着争いを0.1馬身差で制し、1番人気のインペラトリスは後方から追い込み及ばずさらに0.8馬身差の4着に敗れた。

 サヴァビール産駒のザパーフェクトピンクは2歳終盤の今年4月17日にデビューし、明け3歳の9月22日に3戦目で勝ち上がり。続く前走のG3ソリロクイステークスで重賞に初挑戦して4着に終わり、今回が重賞初制覇となった。

 同馬を管理するJ.リチャーズ調教師は5頭出しで上位4着までを独占し、これで通算50度目のG1制覇。勝利に導いたO.ボッソン騎手はNZ1000ギニー4勝目とし、サヴァビール産駒のG1勝ちは26頭目となった。