英国の大種牡馬ピヴォタルが死去、シユーニらの父

2021年11月20日 12:10

 種牡馬としてシユーニやアデイブなどの活躍馬を数多く送り出してきたピヴォタルが28歳で死去した。英競馬メディア『racingpost.com』が報じている。

 ピヴォタルは父ポーラーファルコン(ヌレイエフ系)、母父コジーンという血統で、現役生活は6戦4勝と短かったものの、1996年の英G1ナンソープステークスを制した。

 自身の主戦場は短距離だったが、種牡馬としては万能ぶりを発揮。英愛オークスを制したサリスカやドバイワールドカップを勝ったアフリカンストーリー、英チャンピオンステークスなどを制したアデイブらを輩出した。

 また、仏G1ジャンリュックラガルデール賞を制したシユーニは後継種牡馬としても成功。その産駒には昨年の凱旋門賞馬ソットサスや今年の欧州年度代表馬セントマークスバシリカなどがいる。

 さらにブルードメアサイアーしても存在感を発揮し、アイリッシュチャンピオンステークスなどを制したマジカルや英愛1000ギニー馬ハモーサ、日本で宝塚記念を勝ったミッキーロケットなどの母の父となっている。