ヴァーバルが米2歳G3セシルB.デミルSを快勝も、父フリントシャーはフランス帰国へ

2021年12月01日 12:20

 米2歳G3セシルB.デミルステークス(芝8ハロン)が現地11月28日にデルマー競馬場で行われ、道中5、6番手を追走した1番人気のヴァーバルが直前から先に抜け出した8番人気バルサバスをゴール前で差し切った(1/2馬身差)。

 さらにハナ差の3着に3番人気のカボスピリットが続き、2番人気のオプティマイジングは勝ち馬の背後から伸び切れず5着に終わった。

 ヴァーバルはC.ブラウン調教師が管理するフリントシャー産駒の牡馬で父子ともジャドモントの自家生産。10月10日にベルモントパーク競馬場の芝8ハロンでデビュー勝ちを飾り、これで無傷の2連勝とした。

 なお、フリントシャーは現役時代にフランスから米国に移籍し、そのまま現地のヒルンデールファームで種牡馬入りしたが、これまでに2世代がデビューした産駒の勝ち上がりは13頭のみ。ヴァーバルは仏G3ノアイユ賞を繰り上がりで制したチェシャーアカデミーに次ぐ2頭目の重賞勝ち馬となったものの、米国より欧州での成績が良い産駒の状況を受け、フリントシャーは2022年からフランスのモンターニュ牧場に移って種牡馬生活を続けることが発表されたばかりだった。