カナダリーディング木村和士は1月から米国ターフウェイパーク開催で騎乗へ
2021年12月07日 12:35
日本人で初めてカナダ競馬のリーディングジョッキーに輝いた木村和士騎手(22)は来年1月から米国のケンタッキー州にあるターフウェイパーク競馬場の冬季開催に遠征し、騎乗する予定であることがわかった。「以前からお誘いを受けていて、この冬に行くことになりました」と木村騎手。カナダ競馬のオフシーズンを活用し、さらに腕を磨くつもりだ。
ターフウェイパークへの遠征は、同競馬場で好成績を残しているトップトレーナーのウェスリー・ワード調教師との縁がきっかけ。ワード師はこれまでにモルニ賞覇者ノーネイネヴァー(現在は人気種牡馬)や快速牝馬レディオーレリア、今年のBCターフスプリント覇者ゴールデンパル、吉田勝己氏(ノーザンファーム代表)所有のザマッケムブレットなどを管理。英国のロイヤルアスコット開催や夏のフランス・ドーヴィル開催にも遠征する国際派トレーナーとしても広く知られている。同厩舎がカナダ(ウッドバイン競馬場)へ遠征した昨年11月のG2ベッサラビアンSでアーティーズプリンセスを勝利に導き、「それ以来よくさせていただいてます」(木村騎手)と、結び付きが強まっている。
昨年末はサウジアラビアでの騎乗を果たすなど、積極的に経験を積んでいる北海道浦河町出身の22歳。日本人初のカナダ競馬リーディングジョッキーに輝き、「すべてのサポートに感謝しています」と自身のツイッターアカウントにメッセージを投稿している。世界で羽ばたく木村和士騎手から今後も目が離せない。