【香港ヴァーズ】グローリーヴェイズが2年ぶり2勝目! ステイフーリッシュは5着

2021年12月12日 16:01

 現地12日にシャティン競馬場で行われたG1香港ヴァーズ(3歳以上、芝2400m)は、2年ぶりの参戦となった日本のグローリーヴェイズ(1番人気)が、後方追走から直線で豪快に伸びると先に抜け出した2番人気パイルドライヴァーを差し切り、2019年に続く2勝目を手にした(1馬身差)。勝ち時計は2分27秒07(GOOD)。

 さらに2馬身1/2差の3着に5番人気エベイラが続き、ステイフーリッシュ(4番人気)は逃げ馬を追い掛ける積極的なレースを見せるもグローリーヴェイズから8馬身1/2差の5着に終わった。

 地元の前哨戦を逃げ切ったリライアブルチームがハナを切り、ステイフーリッシュがピタリと2番手を追走。少し離れてパイルドライヴァーが3番手から続き、その後ろをエベイラやコロンバスカウンティ、前年の覇者モーグルが固める。グローリーヴェイズはJ.モレイラ騎手がゲートをゆっくり出してすぐにラチへ寄せ、後方2番手付近で折り合いに専念した。

 スローペースの道中でステイフーリッシュは向正面に入るとリライアブルチームの外から併せる格好になり、第3コーナーが近づくにつれてパイルドライヴァー以下の後続も進出を開始。最終コーナーではパイルドライヴァーが先頭を奪って直線に突入し、背後からエベイラも追撃する。これに対してグローリーヴェイズは大外を回ってグイグイと加速し、直線では離れた外から豪快に末脚を炸裂。粘り込むパイルドライヴァーをゴール前で力強く差し切った。

※人気は日本発売分