米G2フォートローダーデールS、昨年2着の遅咲きドスウェルが重賞初制覇

2021年12月19日 13:00

 米ガルフストリームパーク競馬場で現地18日にG2フォートローダーデールステークス(3歳以上、芝9ハロン)が行われ、3番人気のドスウェルが最内枠から好スタートを決めると、そのまま主導権をわたさず逃げ切った。

 1馬身1/2差の2着に中団から早めに押し上げた7番人気のアトーンが続き、さらに1/2馬身差の3着には9番人気のイングリッシュビーが好位から粘り込み。1番人気のリンペラトールは中団から5着に敗れた。

 ドスウェルはジャイアンツコーズウェイ産駒の6歳セン馬で重賞初制覇。2017年7月に英国のJ.ゴスデン厩舎からデビューするも2着に敗れ、その1戦のみで去勢手術を受けることになった。さらには米国のC.ブラウン厩舎、現在のB.タグ厩舎へと移籍を繰り返すなど休養期間だけで時間を費やし、昨年のこのレースでは勝ち馬から2馬身差の2着。今回でようやく12戦目(3勝)としている。