モレイラ騎手、香港クラシックマイルの騎乗馬にマスターディライトを選択
2022年01月19日 11:15
昨年の香港ダービーをスカイダーシーで制したJ.モレイラ騎手が、1月30日に行われる香港4歳三冠シリーズの初戦、香港クラシックマイルの騎乗馬にJ.サイズ厩舎のマスターディライトを指名した。地元メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が現地17日付けで報じている。
同日に締め切られたエントリーには18頭が名乗りを挙げ、モレイラ騎手には目下3連勝中のサイトスピリットやデビューから無傷4連勝中のロマンチックウォリアーという、自身が全て手綱を取ってきた有力馬もおり難しい決断だった。マスターディライトは戦績こそ5戦1勝だが、レーティングは3頭の中で最高の評価を受けている。
モレイラ騎手は「彼がクラシックマイルを勝てるか分からないけど、距離が延びて良さが出そうなんだ」と先を見越した判断であることに言及。「ここ2戦の彼には運がなかった。ペースが向かなかったけど陣営は信頼をなくしていないよ」と戦績についてもフォローしている。
その上で「(三冠戦だから)3戦あるし、いずれかでマスターディライトが好勝負になるのは間違いない。クラシックマイルの内容が良ければ(二冠目の)クラシックカップでの騎乗を考えるさ」と含みを持たせている。
なお、香港ジョッキークラブの公式サイトによると、ロマンチックウォリアーの鞍上にはK.ティータン騎手が内定。「あのような馬の騎乗機会を得てうれしいよ。彼は成長し続けているし前走も良い勝ち方だった」「自信に満ちたジョアン(モレイラ騎手)のインタビューを聞いた。だから、彼はロマンチックウォリアーがレースに向けてトップの位置にいることを解っている。もちろん彼(ロマンチックウォリアー)は順調に進化しているし」とコメントしている。