ニュージーランドの柳田泰己がG2ウェストバリークラシックで重賞初制覇
2022年01月22日 14:50
ニュージーランドで活躍する日本人の柳田泰己(たいき)騎手(28)が22日、エラーズリー競馬場のG2ウェストバリークラシック(芝1400メートル)をドラゴンクイーン(牝4)で制し、重賞初制覇を果たした。
12頭立て7番人気だったドラゴンクイーンは5番枠からスタート。道中は好位4、5番手を進み、直線で進路ができると、ゴール前は先に抜け出していたフェイスフルフィートを猛追。鮮やかな鼻差の差し切りを決めた。柳田騎手は「ついにグループレースを勝てました。ずっと乗せてもらっていて、調教も乗っていたので、とても思い入れのある馬なんです。初めての重賞制覇がこの馬で本当に良かったです」と喜びを語った。
同騎手は千葉県松戸市の出身。高校時代に競馬の魅力を感じ、国内の牧場で働いた後、ニュージーランドに渡り、17年にジョッキーとしてデビューした。5シーズン目を迎え、「今は一番厳しい時期ですがコツコツとひたむきに、やれることをひたすらに、がむしゃらに頑張るしかないですね」と意気込みを語っていた。今月に入って見習騎手の減量特典がなくなったが、ランス・オサリバン調教師(89年ジャパンCでホーリックスに騎乗し、オグリキャップと激闘を演じた)など現地の関係者に信頼され、この日は初めての重賞制覇で期待に応えてみせた。