名牝ウオッカの子、英国のセブンポケッツがデビュー3戦目で初勝利
2022年02月08日 13:57
08、09年に年度代表馬に輝き、07年ダービーなどG1・7勝を挙げた名牝ウオッカの6番子で、英国で走るセブンポケッツ(牡6、R・ヴァリアン、父フランケル)が7日、ウォルヴァーハンプトン競馬場で勝利を挙げた。デビュー3戦目で初勝利となった。
17年生まれのセブンポケッツは谷水雄三オーナーの勝負服で、20年10月にチェルムスフォード競馬場でデビュー(6着)。その後、ヴァリアン夫人(園部花子氏)の所有となり、21年7月にレスター競馬場で2戦目(競走中止)を走っていた。この日はウォルヴァーハンプトン競馬場の6Rでクラス5の条件戦(オールウエザー1900メートル、10頭立て)。J・ミッチェル騎手を背に直線で先行馬を差し切り、1番人気に応えている。勝ちタイムは1分57秒99。
ウオッカは現役引退後、アイルランドで繁殖生活を送り、19年4月、交配のために滞在していた英国のニューマーケットで天国へ旅立った。初子ボラーレ(牡、父シーザスターズ)、2番子ケースバイケース(牝、同)、3番子タニノアーバンシー(牝、同)、4番子タニノフランケル(牡、父フランケル)、5番子タニノミッション(牝、父インヴィンシブルスピリット)は日本で競走生活を送っており、ウオッカの子が初めて欧州で勝利を挙げたことになる。