【サウジC】凱旋門賞5着&英チャンピオンS制覇のシリウェイが参戦に意欲

2022年02月09日 17:59

 昨秋の凱旋門賞で5着に入り、続く英チャンピオンSを制したフランスのシリウェイ(牡4、F・グラファール、父ガリウェイ)はサウジC(G1、ダート1800メートル、26日=キングアブドゥルアジーズ)への参戦を予定している。8日、主催者によるリモート会見でフランシス・グラファール師が意欲を示した。

 同馬は2歳時にG1ジャンリュックラガルデール賞を勝利。昨年は仏ダービーでセントマークスバシリカの2着になり、秋初戦の凱旋門賞ではトルカータータッソから4馬身半差の5着に好走した。2週間後の英チャンピオンSではミシュリフ(4着)や英ダービー馬アダイヤー(5着)をねじ伏せる金星を挙げている。12月にそれまで管理していたセドリック・ロッシ師が馬への組織的なドーピングの疑いで逮捕されたため、グラファール厩舎へ転厩し、今回が転厩初戦になる。

 グラファール師は「彼(シリウェイ)はとても品があって、個性が強いですね。私の厩舎に来た最初の朝はボスのように振る舞っていました。タフな馬で、レースのペースや馬場に簡単に適応できます。何でも簡単にできてしまうので、準備が出来ているのかが心配なほどです」と同馬を紹介。「昨年は多く走っていませんし、とてもいい状態でやってきました。見た目もしぐさも動きにもとても満足しているので、(サウジCへ)行きたいと思っています」と意気込みを語っている。

出典:日刊スポーツ