米G2レイチェルアレクサンドラS、初ダートの伏兵ターナールーズが波乱呼ぶ
2022年02月20日 13:27
現地19日、米フェアグラウンズ競馬場でG2レイチェルアレクサンドラステークス(3歳牝馬、ダート8.5ハロン)が11頭により争われ、好発から4番手に控えた8番人気のターナールーズが、背後から先に動いた7番人気ゴッデスオブファイアをゴール前で差し切った(1/2馬身差)。
レースは逃げ馬が中間点を前に故障し、2番手追走の1番人気ヒドゥンコネクションが先頭へ押し出される展開。これを機にゴッデスオブファイアら後続が押し上げてペースアップし、ヒドゥンコネクションの背後で包まれる形となったターナールーズがひと呼吸遅れてしぶとく末脚を伸ばした。2馬身3/4差の3着に2番人気アウェイクアットミッドナイトが続き、ヒドゥンコネクションはさらにアタマ差の4着に終わった。
ターナールーズはB.コックス調教師が管理するナイキスト産駒で重賞初制覇。昨年7月のデビュー戦から芝で2連勝すると3戦目も芝のG2ジェサミンステークスで3着、4戦目の前走はブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフで最下位の14着に大敗し、今回は初のダート戦だった。
レイチェルアレクサンドラSはケンタッキーオークスの指定ポイントレースで、近年の優勝馬は2019年のセレンゲティエンプレスと2018年のモノモイガールが2年連続でKYオークスを制覇。昨年のクレリエールも本番での4着などG1戦線で活躍し、BCディスタフではマルシュロレーヌの4着だった。