G1連勝で豪州の3歳戦線をリードするモーリス産駒のヒトツが、次戦の候補に挙がっていたオールスターマイル（19日）を回避。オーストラリアンダービー（4月2日）で史上初の快挙に挑戦することになった。豪競馬メディア『racing.com』が現地14日付けで報じている。

　ヒトツはオールスターマイルを回避したことにより、同日のローズヒルギニーに出走することが可能になったが、それも回避して豪ダービーに注力することが有力視されている。

　仮にヒトツが豪ダービーを勝てば、春のヴィクトリアダービーから秋初戦でオーストラリアンギニーを勝ち、さらに2戦目で豪ダービーも制して3連勝という史上初の偉業となる。ヒトツはすでにヴィクトリアダービーから豪ギニーを連勝した初の馬になっているほか、コーフィールドギニー（4着）からヴィクトリアダービーに直行して勝った例としても約70年ぶりという記録を生んでいる。

　なお、現地ブックメーカーの『スポーツベット』は、豪ダービーにおけるヒトツの前売りオッズを4倍の1番人気に設定。ディープインパクト産駒のプロフォンドとランドウィックギニーの覇者コンヴァージが8倍の2番人気で続いている。