ドバイシーマクラシックに出走予定のパイルドライヴァーは、15戦中14戦で手綱を取ってきた主戦のM.ドワイヤー騎手に代わり、鞍上にL.デットーリ騎手を迎えてレースに臨む。コンビ誕生の裏にはドワイヤー騎手の根回しがあった。

　W.ミューア調教師は「フランキー（デットーリ騎手）への乗り替わりはマーティン（ドワイヤー騎手）がケガをしたからなんだ。マーティンがフランキーに電話して我々につないでくれた。首尾万端で凄いよ。フランキーは大舞台の男だし、この上ないね」と娘婿でもあるドワイヤー騎手の気遣いに感激。「今日（現地22日）のパイルドライヴァーは本当に良かった。キャンターを2本やっていい感じだった。飼葉もよく食べているから私はすごくハッピーだ」と状態にも太鼓判を押している。

　また、ミューア師はドバイシーマクラシックで1番枠を引き当てたことについて「サウジ（ネオムターフカップ）では14番枠でノーチャンスだった。この枠なら失望しようがないね」と喜びも露わにコメントしている。