中東で枠順に泣いたパイルドライヴァー、連覇かかるコロネーションC参戦も
2022年03月29日 12:59
現地26日のG1ドバイシーマクラシックで日本ダービー馬シャフリヤールの4着に敗れたパイルドライヴァーは今後、連覇をかけて6月の英G1コロネーションカップに向かう可能性があるようだ。
W.ミューア&C.グラシック厩舎のパイルドライヴァーはハーバーウォッチ産駒の5歳馬。昨年6月のコロネーションカップでG1初制覇を飾り、12月のG1香港ヴァーズでは2着と好走したが、今年は2月のサウジG3ネオムターフカップでは大外枠が響いて11着、最内枠だったドバイシーマクラシックも不完全燃焼の4着に終わった。
とはいえミューア調教師は「勝ち馬(シャフリヤール)から1馬身差ならよくやったと思う」とコメント。最内にいた直線では前が詰まって外に持ち出すロスがあったことから「フランキー(騎乗したデットーリ騎手)は謝っていたよ。間を割っていれば勝っていただろうとね。運が悪かっただけで、あなたは本当にいい馬を手に入れたと言ってくれた」と2戦続けて極端な枠順だった中東遠征を振り返った。
今後については、オーナーにコロネーションC連覇を提言したというミューア師。「いまからコロネーションCまで10週間ある。まずは4週間ほどのんびり休養させるよ」と語る一方で、「フランキーはキングジョージにぴったりだから行くべきだと勧めてくれた」と7月の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスへ参戦する可能性も示唆している。