ファイアバーンが豪G1イングリスサイアーズも快勝、次戦で2歳三冠に挑戦か

2022年04月03日 12:44

 現地2日、豪ランドウィック競馬場で行われた2歳G1イングリスサイアーズ(芝1400m)は、1番人気の支持を集めたファイアバーンが中団後方寄りで脚を溜めると、内ラチ沿いキープで迎えた直線では大きく開いた進路から1.43馬身突き抜けて快勝した。

 2番人気のシーズエクストリームが2番手追走から2着に流れ込み、さらに3.94馬身差の3着には勝ち馬の後ろから馬群を割った4番人気のレッツロールザダイスが続いた。

 ファイアバーンは前走のゴールデンスリッパーステークスに続く2度目のG1制覇。デビュー2戦目から5連勝で重賞3勝目とした。同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、G.ポルテッリ調教師は「彼女は大きなモーターを搭載している。このような馬が現れるのは生涯に1頭だけだ」「我々は(ランドウィック競馬場の)ウィンクススタンドにいたが、いつの日か、その隣にファイアバーンスタンドができないものかね」と、豪競馬史に残る名牝を例に最大級の賛辞を送っている。

 なお、今後のファイアバーンは2週後のG1シャンペンステークス(1600m)に向かうと見られ、もし勝てば1993年のバースト以来となる牝馬によるニューサウスウェールズ州2歳三冠を達成する。