​前哨戦で敗れた牝馬シークレットオース、KYダービー挑戦を断念

2022年04月04日 14:00

 現地2日の米G1アーカンソーダービーで3着に終わった牝馬シークレットオースが、牡馬クラシック初戦のG1ケンタッキーダービー参戦を断念することが分かった。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

 シークレットオースはD.ルーカス厩舎のアロゲート産駒。2月末に3連勝でG3ハニービーステークスを制し、牡馬が相手のアーカンソーダービーに挑戦したが、サイバーナイフの3着に敗れた。

 ルーカス調教師は「オーナーサイドは、よほどの幸運がない限りトラブルがつきものの20頭立てのレース(KYダービー)に出したいとは思っていない。ましてや牡馬が相手だ」とコメント。「今回の結果でダービー挑戦という話はなくなり、オークスに向かうことが確定したと思う」と語った。

 一方でルーカス師は、クラシック第2戦のG1プリークネスステークス参戦の可能性は完全に否定しなかった。同師は1988年に牝馬のウイニングカラーズでKYダービーを制し、プリークネスSでも3着と好走した実績がある。